子どもの頃飾っていたひな人形

私は年子の姉妹で育ちました。

お正月も過ぎると必ずひな人形を出していました。

我が家のひな人形はその頃流行始めていた赤絨毯の大型七段飾りというようなものではありませんでした。

ガラスケースに入っているものです。

大きさも幅が畳一畳分くらい、高さも机に載せて小学生の自分の背の高さぐらいのものです。

最初は友人の家に行くと部屋を半分ぐらいもしめる大きな雛飾りがうらやましく思っていました。

でも小学生も学年が進むと変わりました。

自分の祖父から送られたこのひな人形飾りがとても気に入ってきたのです。

小学生頃から自分たちで箱から一つ一つ出して順番に並べます。

小さくてもどれもとても細かく作られていて、どれも顔の表情も微妙に違っています。

出すときには紙を頭にかぶせてあるので、取り出してからしか誰かわかりません。

いつも姉が先にお内裏様とおひな様を見つけて並べてしまうので、悔しい思いをしたことも覚えています。

二人ともメインを飾りたがりました。

ガラスケースの中に三人官女や五人囃子が全て収まると最後は桃の木と桜の木、菱餅を添えます。

どちら側に置くのかみんなで迷うのも恒例のことでした。

ガラスケースにはオルゴールがついていてひな祭りの歌が流れます。

それを流して家族みんなで眺めて完成です。

ひな人形は3月3日までにしまわないとお嫁に行けないと言われます。

我が家も律儀にそれを守り必ず2日には片づけていました。

ひな人形を家族みんなで出し入れすること自体がとても良い思い出となっています。

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